北海道のら〜めんについて
北海道のら〜めんは基本的には、札幌の味噌・旭川の醤油・函館の塩というのが定番だ。とは言っても、札幌にだって醤油のうまい店があるし、この3都市以外にも上川のように「ら〜めん日本一の町」を掲げるところもある。この点をふまえて、これから読んでいただきたい。
もともと北海道という土地は寒い所のために暖を取る必要があった。その解決策の一つとして暖かい物を食べる方法がある。そんな時ラーメンはまさにうってつけ!そしてその為本州のラーメンより、熱々のコクがあるスープ、大きな具、多めの麺になったとされる。それが北海道のラーメンの特徴なのである。また「北海道のラーメン」は平成13(2001)年に「北海道遺産」に選定されたことでも話題を呼んでいる。
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札幌ラーメン
大正後期から戦前まで札幌のラーメンは中国人の料理人によって広まって行った。当時の麺は小麦粉にかん水や炭酸ソーダといったのを混ぜて作ったもので、スープは鶏ガラであった。とんこつスープの登場は戦後になってからで、食糧難の時代背景において手に入りやすく栄養価の高い豚の骨を使ったことが始まりと言われている。そして昭和20年代後半になるとあの有名な「らーめん横丁」が出現。人々に知られる存在になる。その後昭和30年代になると、もやしの入ったラーメンが登場し、味噌仕立てのトン汁に麺を入れることによって始まった味噌ラーメンも登場する。さらに時代は下り昭和40年代になると、高島屋の北海道物産展の「さっぽろラーメン実演販売コーナー」が大盛況で、その時実演した味噌ラーメンと共に、札幌ラーメンは全国区になっていったのである。以来現在に至るまで、「札幌ラーメン」は人々に愛され続け、札幌の代名詞ともいえる存在に成長してきたのである。
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札幌ら〜めん共和国
2004年札幌駅前のESTA10Fに、ら〜めんのフードテーマパークとしてオープン。北海道各地から合計8店舗が軒を連ねる。その結果、連日沢山のお客で賑っている。中でも札幌から遠い地方のラーメン店の行列が長く、昼時は時間に余裕がある時に行くのがオススメ。また、各店舗の入口には味の濃い薄いや麺の太い細いなどの特徴が看板となって掲示されているので活用したい。因みにテーマパークなので静かにラーメンをすすりたいという人にはあまりオススメできない。(結構周りがうるさいです。)
またこのらーめん共和国内では、周期的にアンケート投票から様々な部門におけるチャンピオン(らーめん王)を決める催し物が開かれている。
そして、一定期間を経ると、店舗の入れ替えが行われ、新しい店舗・味を提供することでマンネリ化を防ぎ、飽きを感じさせない工夫もされている。最近は、一度出店した人気店が再出店する試みも行われている。
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ラーメン店主の語る旨いラーメン屋を見分ける方法!
ある日なんとなく見た『笑っていいとも』。そのコーナー「あなたの知っているようで知らない世界」の中で、「うまいラーメン屋を選ぶポイントは?」という問題が出されました。その中で出された、現役ラーメン店主の意見を挙げてみます。
どれも納得の行く、意見ですよね?皆さんもこれらを参考にしてみてはいかがですか?
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純連(じゅんれん)と純連(すみれ)の違い
今や札幌ラーメンの象徴とまでなっている、純連(じゅんれん)と純連(すみれ)。でもややこしいな!と思った方も多いはず…。そこで、この2つの店舗について、そのルーツをご説明いたします。
時は昭和39年、札幌中の島に『純連』と書いて「すみれ」と読むラーメン屋が誕生します。当時はあっさり系ラーメンが主流であった為、こってり系の斬新なスタイルに人気が高まっていったようです。
その後は昭和42年に店舗を建て替え、昭和58年に中央区に移転し、幾つかの転換期も無事に乗り越え、さらに人気が高まっていったようです。
そんな中店主の長男が修行を重ね、澄川に支店をオープンさせます。昭和62年のことです。
続いて、店主の三男が中の島に独立して、店をオープンさせます。平成元年のことです。
つまり、長男の店が、今の「さっぽろ純連」(左写真)、三男の店が、今の「純連(すみれ)」(右写真)となる訳です。
そんな2つの店舗が、それぞれ有名になり本州にも進出し現在に至るわけです。
と言うことは、両方の味はそう変わらない??と思う方もいるはずですね。ところが、両方とも独立した店舗であるので、全く別のラーメン屋さんであると考えたほうがいいです。大体の方向性は似ていますが、味は違います。それで、両方のお店で食べてみて、食べ比べをするのも面白いのではないでしょうか?
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